適者生存。臆病者は経営者に向いてると思う



メディアは日産のカルロス・ゴーン会長逮捕のニュースで溢れています。経営者や経理を経験した人なら、あからさまなお金の悪事は確実にバレるってわかってるはずなので、どうしてこうなったのか気になるところです。

マネジメント型経営者

まあそれはおいといて、今日は臆病者こそ経営者に向いてるんじゃないか、という話題。経営者といえば、ゴーン会長のように強いリーダーシップを発揮して社員を引っ張っていくのが一般的なイメージです。特に田舎ではそうじゃないといけないような風潮さえあるような気がします。けど実際はマネジメント型っていうんでしょうか。社員の力を引き出してどんどん任せていくような経営者が増えていると感じています。

そんなマネジメント型の経営者。実は臆病者が多いんじゃないかなと思うんです。臆病だから回りに気を配る。臆病だからリスクを避ける。臆病だから戦略をしっかり考える。それがあるから社員は安心して働ける。

子ども時代を思い返すと、臆病といえばイジメの対象にすらなる性格です。でもその臆病としっかり向き合って強みにできれば、優れたリーダーになれる。私もかなりの臆病者でしたが、今は小さな小さな組織ながら経営の立場にいます。もちろんスーパー経営者ではないのでうまくいかないことは多々ありますが、それでも簡単に壊れない状況はつくれたと思ってます。

臆病な子どもに大丈夫!と言ってあげよう

だから臆病であることは必要なことだと胸を張って言えます。子どもの頃の自分に「キミは経営者に向いてるんだよ」って言ってあげたい(笑) 親になると、子どもが臆病だとちょっとガッカリすると思います。でも大丈夫。臆病であることは絶対にその子を助ける力になる。世界は弱肉強食だと言われますが、本当は「適者生存」です。リスクを回避してその環境に適応できるのが本当に強い生物です。

だから人の世界でも臆病者は弱くない。でも臆病と自信が無いは違います。自信はいろんな経験をして失敗と成功を重ねないと持てない。臆病でも自分に自信が持てたなら、その人はきっと経営者に向いていると思います。



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