小さな子どもって本当に些細なことでも感情を爆発させて喜ぶことがあります。自分達も小さい頃はそうだったんでしょうが、今となっては大喜びすることなんてほとんどありません。そこでふと、こんなことを思った。
子どもの喜び具合を大人に当てはめたらどれくらいになるんだろう?
何か面白そうなので相撲っぽくランク付けして比較してみました。
3歳と36歳。喜びの価値観番付
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1. 幕下 ☆
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3歳息子
「ドングリを手にいっぱい拾った」
「広告紙を丸めて剣をつくった」36歳オッサン
「じゃがいも詰め放題で袋山盛りにしたった」
「ガムの包み紙でツルを折った」
ドングリ、自分で見つけて一生懸命拾ったものをぎゅっと握りしめているんですよね。他にも石とかダンゴムシとかも夢中に。超かわいい。広告紙を丸めてつくった剣を見せてくれるときも「見てー!」と誇らしい顔で自慢してきます。
それに対するおっさんの喜びは、詰め放題で隙間なくかつ落ちないようにジャガイモを詰め込んだあの達成感だったり、粒ガムの包み紙でツルを折って「こんな小さいのにすごーい!」って言われたりした時かな。全然かわいくない。
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2.十両 ☆☆
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3歳息子
「お野菜残さず食べてお皿をピカピカにして褒められた」
「お手伝いして褒められた」36歳オッサン
「荒れ果てた畑を耕して畝つくって野菜植えてビフォーアフターの写メ見せた」
「50万の仕事(補助金)ゲットした」
子どもってピカピカにすることが凄く嬉しいことなんですよね。中でもニガテな食べ物を乗り越えてピカピカにしたら尚更。「ぴかぴかー!」と笑顔でお皿を見せてくれます。また、その食べ終えた食器を運んでくれたり、洗濯物を上手にたたんでくれたりして「すごいねー!ありがとう!」と褒めてあげると、にーん!!!とキュートな笑顔がみられます。
子どもってこんなことで褒めてもらえるからいいですよね。おっさんが褒めてもらうには、くわ持って荒れ果てた小さな畑を耕して、せっせと畝つくって、大きな草や石は取り除いて、穴空けてタネ植えて、ビフォーアフターの写メとってドヤっ!と見てもらうくらいしないといかんです(所要時間2〜3時間)
もう一つはベタですが新しい仕事をとれたときかな。このレベルなら50万位の小さなやつ。NPOなので営業成績というよりは補助金や助成金であることが多いです。50万くらいのやつは割と簡単にとれます。みんなチャレンジしてね。
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3.前頭 ☆☆☆
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3歳息子
「お店で欲しいおもちゃを買ってもらった」
「積み木を積んで家をつくった」36歳オッサン
「本格的なドローンをゲットした」
「子どものために段ボールハウスをつくった」
子どもは目の前にある欲求を満たされると喜ぶ生き物です。なので、おもちゃ屋さんなどで「これほしい!」と言って本当に買ってくれた時の喜びは凄くて、車に乗っても大事に抱きしめてくれています。
あとは、自分の力でつくったというのも達成感が大きい。何度も何度も失敗して、怒りながら、時には泣きながら、それでもがんばってつくった積み木のおうち。その過程を見てたらそりゃ「がんばったねぇぇぇ」と、べた褒めしますよ。
でもオトナは例えばゲーム買ったからと言って、家まで抱きしめて帰ったりはしないよな笑 それくらい大事にするとなると、10万超えるドローン買うくらいしないとダメかな。自分でつくるだと、段ボールハウスつくって子どもにあげた時は超喜んでもらえて達成感凄かったですね。けど2回目つくった時はその日に壊されてゴミくずと化しましたorz
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4.小結 ☆☆☆☆
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3歳息子
「水族館に行って魚や亀を間近で見た」
「電車にのってばぁばの家に遊びに行った」36歳オッサン
「水族館に行って魚や亀を間近で見た」
「本物の蒸気機関車に乗って観光」
遠くに遊びに行こう!そこでお魚見よう!好きな乗り物に乗ろう!こういう楽しい目的のあるお出かけ、子どもは超喜びます。うちの子はお魚が好きなので、室戸の廃校水族館に連れて行った時は、兄妹で「キャーーーーーーー!!!」と、回りの人が注目するくらい大声ではしゃぎながら水槽の前にへばりついていました。
同じように電車も好きなので、いつもは車で行くばぁばの家に、電車に乗って行ったりすると「ばぁば!電車に乗ってきたがで!!!!」みたいに、ものすごい嬉しそうに自慢してくれます。子どもは乗り物好きですねー。
それに対してオッサンは、、うんうん。水族館かぁ。楽しいよね! …って子どもと一緒かーいっ!!笑。
そうです。私は生き物が、特に水生生物が大好きなのです。ウツボとかカエルアンコウとかグソクムシとか、そんなの見たらテンションMAXです。別のところでやってたオオグソクムシ触れる企画はヤバかったなー。乗り物なら蒸気機関車とか豪華観光列車とか、普段乗れないようなのに乗れた単純にうれしいかな。
室戸廃校水族館
http://higashi-kochi.jp/sightseeing/post-133.html
さあ、ついに小結まで終わりました。ここから上位陣の紹介です!
3歳と36歳。喜びの価値観ベスト3
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5.関脇 ☆☆☆☆☆
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3歳息子「サプライズでホールケーキがでてきた!!」
36歳オッサン「おらんくや(寿司屋)で好きなだけ食え!と言われた」
サプライズケーキ。これはオトナでも結構嬉しいですよね。3歳のお誕生日の時、トトロの形にデコレーションされたケーキを用意したんです。…が、それを目にした瞬間まさかの沈黙。
1秒、2秒、3秒、4秒、5秒・・・
「きゃーーーーーーーーーーーー!!!!!うわーーーーーーー!!!!すごーーーーーーーい!!!!」 どうも最初は何が起こったのかよくわからずうまく反応できなかったみたいです笑 その後のリアクションは見事に期待通りでした。
ホントにトトロそっくりのケーキでしたが、実は普通のホールケーキとあまり値段変わらなかったのでビックリ。おすすめですぞ。
そんな食べ物サプライズでおっさんを喜ばせるとしたら、、結婚記念日で食べに行った おらんくや(回らない寿司屋)で、「今日はおごっちゃる!何でも好きなだけ食え!」って言われたらマジっすかーーーー!?!?!?ってなるかも。
でも実際はそんな量食べれないし、高級なトロとか1切れ食ったら満足するし、酒も飲まないしなので、割と安くつきそうです。だれかおごって←
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6.大関 ☆☆☆☆☆☆
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3歳息子「羽田空港でランチ食べてるとエンドレスに飛行機が飛んできた!!! 」
36歳オッサン「帯筋でランチ食べてると広末涼子が隣の席にやってきた!」
これは家族で飛行機に乗って、いとこに会いにいった時のことですが、1日数便しか飛ばない高知空港と違って、羽田空港はじゃんじゃん飛んでくるんですよね。しかも窓際の席でお子様ランチを食べながら次から次へと飛行機が飛んでくる。
乗り物好き=飛行機好きの息子ちゃんは大大大興奮。家族旅行の思い出となる「最高の一枚」をゲットしました。
それに匹敵するオッサンの喜びといえば、、ランチ食べてたら偶然隣にやってきた人が広末涼子だった!くらいいかないとダメでしょうね。高知の芸能人と言えばやっぱり広末涼子さん。
もしホントにそんなことが起こったら、確実に5度見して、そのあと何度もチラ見して、モジモジしながらそれでも何とか勇気を出して「サ、サインください」と小声で恥ずかしそうに言いたいです。
あ、仕事で一度だけ、広末さんが持った看板を持たせてもらったことがあります(ドヤッ ←ちっさw
さあ、ついに最後。横綱ですぞ!!
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7.横綱 ☆☆☆☆☆☆☆
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3歳息子「保育園のお迎え1番に来てくれた!!!!!」
なんということでしょう。大人からすると、はぁ!?それがどうした?って内容が堂々の横綱となりました。でもホント、私が知る限りこれがダントツ一番なんです。これをやったとき、何を言ってるか全然わからない言葉で発狂しながら飛び回って走り回って全身で喜びを爆発させてくれたのです。
いつもは遅いパパとママが、早く迎えに来てくれた!それもお友達の誰よりも早く来てくれた!という嬉しさ。子どもにとってはやっぱりパパとママが一番なんですね。泣けるわ。
さあ、それでは最後にオッサンの横綱級の喜び!
36歳オッサン「出資馬が日本ダービー制覇した!!!!!」
わかるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!って言うてくれる人が1人でもいたら幸せです。友達になってください。
マニアック過ぎますが「ダービー馬の馬主になることは一国の宰相になることより難しい(byチャーチル)」なんて言葉があるくらいなんです。そんなこと起こったらレース見ながら心臓飛び出てしねるw そしてまさかの知人がレイデオロでそれをやりおったのです←ころすなw
以上、3歳息子と36歳オッサンの喜びの価値観を比較した結果でした。いやーこうしてみると子どもは純粋で大人は腐ってますねー。T.M.Revolutionの曲が頭の中を駆け巡りました。
でも例え腐ってても子どもと同じように喜べるものがある大人って素敵です。大人になると他人を気にして喜びを閉ざしちゃうことが多々ありますから。
遠慮なく喜んで楽しんで、そんな姿を子どもに見せつけていけば、きっといい子に育つと私は思ってます。